河崎実 映画監督(業務提携)

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★河崎 実(かわさきみのる)

 

1958年東京都原宿生まれ。実家は日本でも有数のふぐ料理屋。明治大学在学中から8ミリ映画を製作、「ウルトラセブン」(67)のリメイク「√ウルトラセブン」(79)、石坂浩二ナレーターの「エスパレイザー」(83)などでアマチュア特撮の雄として注目される。その後、CMプロデューサーを経て森田健作の復活のプロデュースを機にフリーとなり、「地球防衛少女イコちゃん」(87)でプロデビュー。本作は文部省選定版も製作される人気シリーズとなる。

89年よりテレビドラマに進出、「世にも奇妙な物語」(91~)「赤き血の乙女たち」(92)ほか、「バラ色の未来」(96)「世紀末オヤジ伝説」(96)「リスペクト探Q大図鑑」(00)「竹中直人の大人の笑い」(13)などバラエティも多数演出。

円谷プロでは「ウルトラマンティガ」(96)の脚本を1本執筆、「快獣ブースカ」のパイロット版、「怪獣酒場カンパーイ!」(15)を監督。

「飛び出せ!全裸学園」(95)「美乳大作戦メスパイ」(97)「恋身女子校生パティ」(00)「恋身女子戦隊パティーズ」(02)などのお色気特撮ものも得意ジャンルだ。

漫画原作ものも多く、「江口寿史のなんとかなるでショ!」(90)「豪快さん・嵐のカツ丼」(92)「サルでも撮れるテレビ番組」(92)「べにすずめたちの週末」(93)「ワタナベ」(93)「サイレントメビウス外伝・幕末闇婦始末記」(93)「まいっちんぐマチコ先生』(03~05)「まぼろしパンティ対へんちんポコイダー」(04)など。また、自身が主演する特撮ヒーローもの「電エース」(89~)はライフワークである。

日本一C調な監督と呼ばれバカ映画に徹底したこだわりを見せ、”才能あるエド・ウッド””和製ロジャー・コーマン“と自称する。

2004年に公開された映画『いかレスラー』はロングランヒットを記録、カナダファンタジア映画祭のアジア映画部門観客賞を受賞、続く『コアラ課長』(06)『かにゴールキーパー』(06)と不条理どうぶつ映画を連発、各国の国際映画祭に多数招待される。2006年はモト冬樹主演『ヅラ刑事』筒井康隆原作の『日本以外全部沈没』がヒット。

『日本以外全部沈没』は第16回東京スポーツ映画大賞特別作品賞を受賞。2007年は『ヅラ刑事』テレビスペシャル「頭上最大の決戦」が深夜枠で高視聴率を記録。2008年は夏木マリ主演『髪がかり』、松竹で怪獣映画『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』が公開。この作品でヴェネチア国際映画祭に公式招待という快挙を成し遂げた。同年『猫ラーメン大将』も公開。2009年は日本映画批評家大賞の特別敢闘賞を受賞。2011年はAKB48などアイドルたちが主演の『地球防衛ガールズP9』が公開。2014年は壇蜜主演の『地球防衛未亡人』、2015年は『アウターマン』、2016年は「\『大怪獣モノ』が公開、TVシリーズ「侵略!ガルパンダZ」を、2017年「干支天使チアラット」、2018年「乳首ドリルの逆襲」、「シャノワールの復讐」、「永遠のルンナ」などを監督。

梶原一騎のマニアであり、「『巨人の星』の謎」、「タイガーマスクに土下座しろ!」の著書がある。

他に加山雄三の「若大将」シリーズ、ブルース・リー、昭和歌謡、プロ野球についての知識も豊富で、様々なメディアに登場する。

特にウルトラマンについては世界有数の識者であり、「ウルトラマンはなぜシュワッチと叫ぶのか?」「ウルトラTHE BACK ウルトラマンの背中」などの著書があり、寄稿・メディア出演も多い。

中野のレンタルスペース「ルナベース」の経営者でもある。

2019年「ロバマン」、2020年「三大怪獣グルメ」、「メグ・ライオン」2021年「遊星王子2021」を監督。